POWDER TECH

お客様向け

Q.ワンダーキープを使ってみたいのですが

A.ご使用になる商品によって対応するワンダーキープの種類が異なります。
お気軽にお問い合わせください。

Q.開封して使用中のワンダーキープが熱くなることがありますが

A.自力反応型ワンダーキープの発熱は主成分の酸化反応熱によるものです。開封した製品の状態(ワンダーキープが寄り集まった状態)で空気に触れていると蓄熱して次第に熱くなります。そのため、バラ製品の場合は、トレイなどに広げてご使用ください。また連包製品の場合は、所定の作業時間内に出来るだけ連続してご使用ください。

Q.ワンダーキープを少量ずつ使いたいのですが

A.外装袋を何度も開閉すると、そのたびにワンダーキープが空気に触れるため好ましくありません。こうした場合は、ワンダーキープが空気に触れる回数を減らすため、予めバリア性の高い袋に速やかに小分けしてシール密封し、順次使用する方法をおすすめします。

Q.ワンダーキープを封入した食品の袋が膨らみました

A.食品の発酵によって炭酸ガスが発生したためと考えられます。
酵母などは脱酸素状態でも増殖が可能であり、それらが引き起こす発酵は、ワンダーキープでは防ぐことができません。こうしたケースでは、食品の水分活性を下げる、低温管理するなどの検討が必要です。

Q.冷凍商品にワンダーキープを使用することはできますか

A.冷凍商品には鉄系自力反応型のワンダーキープをご使用ください。ただし、ワンダーキープは温度が低くなるにつれて酸素吸収が遅くなり、冷凍下では極端に遅くなります。早く脱酸素状態とするには、ワンダーキープを封入後、半日ほど室温又は冷蔵下で放置して、酸素吸収がある程度進んでから冷凍する方法があります。
またワンダーキープは、室温に戻すと通常の酸素吸収速度を発揮する状態に戻ります。

Q.真空(脱気)包装とワンダーキープの併用はできますか

A.包装内の空気が流通する程度の緩い脱気状態であれば可能です。
強い真空状態では、ワンダーキープが商品や外装フィルムに密着して酸素吸収しにくくなる場合や、包装内に小さな空気溜まりが生じて正常に脱酸素できず、商品に異常をきたす場合があります。

Q.ガス置換包装とワンダーキープの併用はできますか

A.窒素ガス置換は併用が可能です。ガス置換率のバラツキを考慮してワンダーキープのサイズをご選定ください。
一方、炭酸ガスを用いたガス置換は、ワンダーキープの酸素吸収機能に悪影響するため適しません。

Q.乾燥剤とワンダーキープの併用はできますか

A.ワンダーキープ成分中の酸素吸収反応に必要な水分を、乾燥剤が吸収してしまうため、併用は好ましくありません。商品の中でワンダーキープと乾燥剤をできるだけ離して配置したり、トレイで仕切るなど、ワンダーキープと乾燥剤が接触しない工夫が必要です。

Q.加熱殺菌とワンダーキープの併用はできますか

A.ワンダーキープを封入した商品を加熱殺菌した場合、加熱条件等によってはワンダーキープが酸素吸収できなくなることや、包材への内容物の染み出し、或いは破袋して内容物が漏出することがあります。従って適用の可否は、実装試験を十分におこなってご判断ください。

Q.酸素検知剤の色がいつまでたっても青のままで色が変わりません

A.商品外装袋のピンホール発生、シール不良、ガスバリア性、或いは包装内の水分やガスの状態など、要因について検査致します。弊社までお問い合わせください。

消費者様用

Q.ワンダーキープを誤って食べてしまったのですが

A.ワンダーキープの中身(粉末)は、専門機関による急性経口毒性試験により安全性が確認されております。直接食べてしまった場合や、食品と一緒に煮込んで食べてしまった場合も、通常は問題ありませんが、万一異常を感じた場合には医師の診断を受けてください。

Q.商品から取り出したワンダーキープが熱くなっていますが

A.商品を開封してワンダーキープが空気に触れると急な酸化反応が起こり、いくらかの発熱を感じることがあります。しかし、発熱は通常短い時間で終息し、発火に至る等の心配はありません。

Q.ワンダーキープを封入した食品を電子レンジで加熱できますか?

A.ワンダーキープを電子レンジ加熱すると、破袋して中身が漏出する場合がございます。
また、発火に至る危険がありますので、加熱前に必ず商品から取り除くようにしてください。